すずめ共同作業所について

「たとえ明日食べることに困ってもいいから、自分たちが生きていると実感できる生き方をしたい」

「たとえ明日食べることに困ってもいいから、自分たちが生きていると実感できる生き方をしたい」という強い願いをもって誕生した作業所です。障害の種別、障害の程度を問わず、「働きたい」と願う全ての人を受け入れようという理想に燃えた若者たちが灯したともしびでした。働いて食べることのできる仕事にはほど遠い現状だけれど、初めの志は忘れず、今も元気にその時を目指して日々を仲良く過ごしています。

 

Nomalization [ノーマライゼーション]

障害者と健常者とは、お互いが特別に区別されることなく、社会生活を共にするのが正常なことであり、本来の望ましい姿であるとする考え方。

ノーマライゼーションは、障害者のためだけの考えではありません。その基本理念は“みんなが幸せ”に生きるために、というものです。障害者に関して、彼らを取り巻く社会環境は厳しいものがあります。障害に対する私たち自身(社会)の取り組みを見直し、障害者が安心して暮らせ、それが“当たり前”な事として受け止められる社会が早く実現することを望みます。私たちはこの理念を「目標」に、地域の人々との交流・ふれあいを大切に地域に根ざして歩み続けていきます。

 

 

地域の中で働き生きていきたい

すずめ共同作業所は1975年11月17日に、同じ障害者施設っで利用者と職員であった4名の若者の「食・住が保証されているだけの施設ではなく、地域の中で働き生きていきたい」という強い願いのもとに、お母さんたちの支援を受けて発足しました。以来30年。人並みに働き、収入を得ることの困難さに直面しながらも、民主的な運営と障害のある人を中心とした取り組みをしてきました。今日ではその輪も少しずつ広がり、10の事業を運営するまでになりました。関係者はもちろん、あらためてこの運動の必要性を実感しています。しかし、残念ながらまだ自ら 働いたお金で自立することはできていません。社会全体での真剣な取り組みが必要です。私たちは、これまでの活動を振り返りながら、障害者も共に全く同じ社会で生きていける“ノーマライゼーション社会”の実現を目指します。

基本方針

  1. 一人ひとりの人格を尊重しよう。
  2. みんなの施設を大切に使おう。
  3. 訓練、仕事はいつも真剣にしよう。
  4. “自立”を目標にしよう。
  5. 地域のみなさんとの交流を深めよう。

作業内容

生活介護

余暇活動を中心に様々な取り組み

牛乳パックの作業やミニバザーの開催。

音楽活動・散歩・個人に合わせた趣味活動など、ニーズの合わせて行っています。

 

印刷科・下請科

名刺・はがき・封筒をはじめあらゆる印刷

印刷科では、オンデマンド印刷機による各種印刷をはじめ、レーザー彫刻機バーサレーザ によるアクリルやゴム印、マスターマインドによる綿生地の印刷等をのんびりたまにバタバタとやってます。

封入作業やピンチ(危機ではありません)洗濯バサミを開所当時より組み立て販売しています。

 

軽作業科

軽作業(アクセサリー制作・封入作業、下請け作業)野菜等仕入れおよび販売

軽作業科では、トマトの仕入れ・販売、封入作業や軽作業を行っています。

小物作りをしてすずめのお店やバザーに出展しています。

また、喫茶店のお手伝いもしています。

 

喫茶すずめ

喫茶

接客やお弁当作りとランチ作りをしています。

 

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本サイトの作成につきましては「高知県共同募金会」の平成22年度補助事業によって行われております。